北風ブログー748
2023/5/19更新
春ー1
春ですね。春は一年で一番いい季節です。春はウキウキしますが、その春がウキウキするのは、いろいろなものが活動しはじめるからです。
まず、動物ですね。ウグイスやホトトギスはもちろん、ツバメが空を飛び、池には渡り鳥のがんが骨休めをしています。特に私の家の近くにある光明池にはいろいろな渡り鳥が来て、池をにぎわせておりますし、池の横には森があり、カッコウやツグミがいます。調べてみると、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、オオバン、タシギ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、アオジ、ドバトがいるそうですね。写真1が光明池です。この光明池は人造の調整池で、雨水をためて洪水を防ぎ、農業用のため池としての働きもしているそうです。
春のもうひとつの特徴は、木々が芽吹いてそして花をつけることです。梅から始まり、サクラ、そして今はツツジ・サツキとチューリップです。写真2は、私の家に咲いたチューリップです。本当に「赤、白、黄色」ですね。家内が園芸担当ですが、家内がふるさと納税でもらってきたチューリップの球根から芽吹いたものです。ふるさと納税、恐るべしです。そろそろバラの季節ですね。
写真3は家の近くの道路わきに咲いたツツジです。豪華絢爛ですが、写真4はこの通りに沿って開花したツツジの大群です。所狭しと咲いています。この道路に停車してツツジに見入っている方たちもたくさんいます。少し危ないですが、気持ちはよくわかります。写真5はその近くの公園に咲いたツツジです。ツツジの回廊です。
春はすべてのものがにぎわいます。なんとなくこちらもうきうきとしてきます。それが春です。春というと、音楽ではイーゴリ・ストラヴィンスキーの『春の祭典』を私は思い出します。私の好きな音楽の一つですが、この『春の祭典』は1913年5月パリのシャンゼリゼ劇場でディアギレフ率いるバレエ・リュスによって初演されました。でも、あまりに前衛的な楽譜とニジンスキーの振付けに観客は激怒し、多くの人々が「まるで狂人の仕業のようだ」と酷評したそうです。一度ぜひ聞いてみてください。春のもやもやとした欲求が爆発する様子がとてもよく出ています。実際ストラヴィンスキーがインスピレーションを得たのは、やはりロシアの民間伝承であり、春の到来を祝うさまざまな原始的な儀式の後、少女がいけにえとして選ばれ、死ぬまで踊り続けるというこのブログの趣旨とは異なった春の描き方がされているのです。
でも、春のだいご味は清少納言が読んだように「春はあけぼの」なのでしょうね。日本人は、「まったりとした状況」のほうが合っています。明日は一度早起きをして「あけぼの」を見てみます。