北風ブログー755

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2023/7/7更新

ひまわりー1

夏が近づいてきました。というか、今日は7月2日ですが、大阪は34℃と真夏日そのものです。で、夏といえばヒマワリですよね。俳句では、ヒマワリは夏の季語です。アジサイが梅雨空を連想させせるのに対してヒマワリというとギラギラした太陽を思い浮かべますよね。

ヒマワリ(向日葵)は、キク科の一年草の植物です。花は黄色で、種は食用となります。ひまわりの種はアメリカでは普通に売られており、大きな袋でsunflower seeds5ドルぐらいでした。アメリカ留学中はよく「ヒマワリの種」を食べましたね。塩辛目にしておりますが、ネズミかモルモットなったような気持ちで食べるのですが、意外と癖になります。ヒマワリは英語ではサンフラワー(Sunflower)、フランス語では太陽を意味するソレイユ(Soleil)とも呼ばれていることから、世界各国でひまわりは太陽を意味しているのですね。ヒマワリは、くだんのロシアとウクライナに加えてペルーの国花になっているそうです。

ヒマワリは「日廻り」や「日回り」と表記されることもあり、和名の由来は、太陽の動きにつれてその方向を追うように花が回るといわれたことからです。ただしこの動きはヒマワリの成長に伴うものであるため、実際にヒマワリが太陽を追って動くのは成長が盛んな若い時期だけです。ヒマワリが太陽のほうを向くのは向日性ではなく、若いヒマワリの茎の上部の葉は太陽に正対になるように動く背日性によるものです。つまり、朝には東を向いていたのが夕方には西を向き、夜明け前にはふたたび東に向くのですが、この運動はつぼみを付ける頃まで続くが、つぼみが大きくなり花が開く頃には成長が止まるため動かなくなります。その過程で日中の西への動きがだんだん小さくなるにもかかわらず夜間に東へ戻る動きは変わらないため、完全に開いた花は基本的に東を向いたままほとんど動かなくなるのです。ですので、完全に開花したヒマワリはみんな東の方を向くわけです。
 
大阪府の南のほうに日根野という場所があります。別になんということのない場所ですが、JR阪和線の終点が「日根野」なので名前だけ知っておりました。その日根野にヒマワリ畑があると聞きつけて先日行ってきました。このヒマワリ畑は地元で有名で、なんでも老夫婦が慈善事業としてやっているそうで、10万円分の種子を買い付けてご自分の畑にヒマワリを栽培しておられるそうです。それが写真1・2です。すごいですね。あたり一面です。当然というか、誰でもいつでもただで見ることができます。

で、このたくさんのヒマワリたちは確かに同じ方向を向いておりますね。ヒマワリのマスゲームよろしくみんな同じ方向を向いているので、ヒマワリになんとなく愛おしささえ覚えます。このヒマワリ畑の近隣の方々は、このヒマワリ畑にヒマワリが咲くことにより、この老夫婦が今年もお元気であることを知り、今年もこのような素晴らしいヒマワリを見れることに深く感謝されるそうです。そして、来年も見れるのだろうかと戦々恐々とされるそうです。私たちも「ぜひ、来年も見にきたいし、見にこれたらいいな」と強く思いました。

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