北風ブログー781

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2024/1/5更新

新年のごあいさつ

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。私の勤務している病院で新年の挨拶文を依頼されまた。それをここに披露いたします。


私たちの新病院、阪和病院・阪和記念病院は1年半前に船出し、皆さんのご尽力で広い海を順調に航行しております。その目標は、病める患者さんに対して最高・最善の医療を提供することであり、そのためには職員一同が一致団結して「ベスト医療」の提供に当たっているところです。しかし、これまであったグループ内の中の4病院が2病院に集約されて一つの建物の中に入ったわけですから、いろいろな問題や葛藤も出てきます。そこは、私たちは、納得のいく話し合いと相互理解にてこれらの事案を解決していきたく思います。今年は、トップギアで未知の海に突き進み、患者さんの安心・安全・健康のために「断らない医療」に裏打ちされた「ベスト医療」を提供していきたいと思います。「断らない医療」の実行には、院内・外においていろいろな工夫が必要となりますので、2病院間のコミュニケーションをも密にしていければと思います。


一般的に、高いパフォーマンスを維持している企業は共通して


1.他社との差別化により顧客に価値を提供
2.自社の存在が不可欠となるポジショニングと事業ポートフォリオ最適化
3.他社との連携も視野に入れた継続的なイノベーション

の3点に特に力を入れています。一流企業であればあるほど、大胆な変化を恐れず、時代や自社にあった経営革新に合理的、積極的に取り組んでいます。私たちの病院は、収益増加を目的とした企業ではないのですが、その本質は、一流企業の取り組みと同じように、国内のみならず世界に向かってその高い医療・医学のパーフォンマンスを示すことにあります。では、この「ベスト医療」の提供のために、私たちは具体的にどうすればいいのでしょうか? 。


そのベクトルの一つは「AIの医療への導入」です。現在、阪和記念病院では、患者さんの利便を考えて、スマートフォンによるご自分の臨床データ閲覧や受診の予約、受診時間のお知らせなどのシステムを取り入れる方向を進めております。さらに、今年から阪和病院・阪和記念病院で画像診断に対してAI支援を取り入れます。AIによる疾病発症予測なども診療内にとりいれて、「AIアシストによる質の高い医療」を提供いたします。AIはこれからの医療のおけるキーワードとなりますが、私たちはいち早く医療にAIを取り込みます。 もう一つのベクトルは、「ビッグデータの医療への活用」です。今、医療界全体を俯瞰してみると、医療提供体制の見直しや保険外併用療養費制度の導入など、様々な改革が進んでいます。私たちは、この流れに適切に対応し、医療自体や患者さんのデータを統計的に分析するソフトウェアを錦秀会に導入する予定です。医療ビッグデータを集積し「数値化された医療の見える化」を実現するための取り組みです。これらの「断らない医療」「ハイスペックなAI医療」「ビッグデータを用いた数値化された見える化医療」は、私どもの大きな目標と考えます。


今年は、ぜひ、阪和病院・阪和記念病院が地域からも国内外からも必要とされるハイスタンダードな医療提供を心掛けたいと思います。今年もよろしくお願いいたします。


外から見ていると一見何の変化もないような病院ですが、その病院の在り方自体を内部からは大きく変えようとしています。今年は、ぜひともそれが外からも見えるようにしたいものだと思います。


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